11月、小雨が降る日。
里帰りしていたこともあってお墓参りに行きました。
普段から信心深いわけでもなく、父や母を見よう見まねでしているお墓参り。
だけど墓石に手を合わせた後、帰るときはいつも晴れ晴れした気持ちになります。
内容はいつも同じ。
お墓を掃除して綺麗にし、花を飾り、お線香を供える。
そして手を合わせ、近況報告をしたり、天国でケンカしてないか聞いたり、、、
そんな中、ママのおじいさんやおばあさんの話をして、生前のエピソードを話したり、お墓の下に眠ってる話をし、お空の上から見守ってくれている話をし、、、
子供にとってはちんぷんかんぷんな内容かもしれませんが、四季の移り変わりと共にお墓参りをして、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えたいけど上手に話せず、こうして一緒にお墓参りしては同じ話を繰り返しています。
私自身、ご先祖様の存在を意識し始めたのは何歳くらいだったでしょうか。
会ったこともないひいおじいさん、写真でしか見たことのないひいおばあさん、そしてもっともっと昔のご先祖様。
小さな頃は家族行事として連れてこられていただけのお墓参り。
子供ながらにお墓が怖いと思ったこともあります。
大人になった今、今の自分の全てはここから始まったんだという神聖な気持ちと、もう会えなくなったおじいさん、おばあさんに会える気がして、ひ孫の成長を見てもらいたくて、お墓参りをしています。
なぜお墓参りをするのか、花を手向けるのか、お線香を供えるのか、質問されたらわからないことばかりですか、自分の子供にもご先祖様を大切にしてほしくて、存在を知ってほしくて、続けています。
いつか、どうしてお墓参りをするの?の質問に答えられるように、いつかワークショップで学びたい題材でもあります。
どんな季節にきてもきっと心が穏やかになる。
お墓参りには長年の習慣みたいなものと、目には見えない不思議な力があるので、やはりそろそろ行かなきゃな、と心が自然と思えるんだと思います。
墓石に合わせる小さな可愛い手が見たいというのもありますが。。。