1年を24等分にした季節の変わり目をあらわすのが「二十四節気」
自然の仕組みに寄り添った生き方・暮らし方は
美や健康を維持していくうえで、とても大切な養生の知恵です。
昨日1月20日は【大寒(だいかん)】でした。
一年で一番寒さの厳しくなる頃とされますが
暦どおりに、寒さが厳しい日となりましたね。
みなさま、いかがお過ごしでしたでしょうか。
別の見方をすれば、この時期を過ぎればだんだんとあたたかくなるということでもあります。
春の気配を感じられる日も近いのでしょうか。
でも、この時季のほおに感じるひんやりとした冷たい空気は、頭がスッキリとし
背筋がシャンとして清々しくもあり、私は結構好きです。青い空も。
また、この時季の水は「寒の水」といい、雑菌が少なく長期保存に適したものとして重宝され
凍り豆腐、寒天、酒、味噌などを仕込むのに最適とされています。
いわゆる「寒仕込み」ですね。
我が家では、2013年の1月から味噌を仕込むようになりました。
最近ではちびたも協力してくれます^^
昨年は、まだお味噌団子が作れなかったので、ぐっちゃぐちゃでしたが。。。ハハハ。
我が家の味噌は、昆布酵母を加えてゆっくり時間をかけて発酵させます。
栄養価はもちろん、雑味がなくスッキリとした美味しさ、うまみとあまみのバランス、濃いうまみが最高!
今年も希望者を我が家に招いて、大人も子どもも一緒になって仕込む予定です^^

ちびたと天地返しの様子

こどもには楽しい作業〜♪

2016年は3種類の味噌を仕込みました
冬の蔵=腎
◎冬の養生◎
冬の養生のpointは腎を養生すること。
同時に、寒さから身を守ること。
冬の寒さは、私たちの体内の活動を衰えさせて、血行も氣の流れも悪くさせ
多くの病気の再発や症状の悪化を招く原因となります。
冬はまず第一に寒さから身を守ること、特に、首・足首・腰を冷やさぬようにし温めましょう。
飲食ではは、身体を冷やす性質のものは控え、温める性質のものをいただきましょう。
(ちびたは秋冬はバナナを食べません!)
冬の蔵である腎は、生まれたときから備わっている生命エネルギー【先天の氣】の貯蔵場所であり、
飲食によって補われる生命エネルギー【後天の氣】と密接な関係があると考えています。
【先天の氣】は両親から受け継いだものとも考えます。
生長、発育を主り、生殖(子宮などの生殖器も)を主る。
また、水=身体の水液分布と代謝にも深く関係があり、吸気を補佐する作用もあります。
(咳や喘息の治療では肺を中心に考えますが、息を吐くより吸う方がつらい場合は腎を補いましょう)
そのほか、骨、髄、脳、耳、排泄、性交、出産、排便、髪などに深く関わっています。
◎腎は黒色◎
黒米、黒豆、黒ごま、ひじきなどの海藻類、山芋、里芋、百合根など。
冬に積極的にいただきたい【腎】養う食材です。
また、柑橘類で氣を巡らせ、胃腸を健やかにし、食べたものからしっかり【後天の氣】を補いたいですね。
腎の食材は産後の養生にも大切な食材なので、私も積極的にいただきます!!

大好きな百合根ご飯♪

食べ頃になった2016年のお味噌