1年を24等分にした季節の変わり目をあらわすのが「二十四節気」
自然の仕組みに寄り添った生き方・暮らし方は
美や健康を維持していくうえで、とても大切な養生の知恵です。
本日2月4日は【立春】です。
一年の始まりは立春から
立春は二十四節気の最初であり、春の始まりとしています。
春は立春から始まって、雨水(うすい)、啓蟄(けいちつ)、春分(しゅんぶん)、清明(せいめい)、穀雨(こくう)
を経て立夏の前日までの三ヶ月をいいます。
まだ寒さの厳しい時期ですが、陽が徐々に延びてきているのを感じているかたも多いのではないでしょうか。
暖かい地方では梅が咲き始める頃ですね。
中国の古典によると
冬の間は意思を潜み隠すように、とにかくそっとしておかなければならない、行動に移さない、と考えるのに対し、
春は、新しいこと、うちに秘めていた思い、あたためていた計画などは、宣言&行動するとよいのです!
どんどん行動して表に出していきましょう!
春は気を巡らせる
春に関わりのあるのが【肝】という蔵です。
【肝】は自律神経や情緒などと深く関わりがあり、また、血を貯蔵する場所でもあります。
冬の間ギュッと縮こまっていた身体は、春になると自然界の陽気とともに
気が身体の外に向かい始めます。
そのため、のぼせたり、だるかったり、イライラしやすかったりと情緒不安定になりやすいのが特徴です。
ほかにも、目のかすみ、めまい、ドライアイ、目の充血などの症状がでます。
そんな身体を調整してバランスをとるためにいただきたいのが、春が旬の食材です。
山菜などのえぐみのある食材、香りの強い野菜などをよく目にするようになりますが
それは眠っていた身体を目覚めさせるため。
冬に貯め込んだ不要なものはどんどん排出しましょう。
デトックス!!

春菊はちびたのお弁当にもよく登場します♪ 小さい頃から春菊だけはよく食べてくれる!!
精神を安定させてくれるもの:春菊、アスパラガス、セロリ、シソ、柑橘類、ゆり根、貝類など
解毒効果の高いもの:春の山菜(フキノトウ、セリ、ワラビ、タラの芽、ウドなど)、小豆、緑豆など
子どもたちが大好きなイチゴも、春の身体を助けてくれますよ^^
胃の働きを高めて消化を促す作用があり、おなかの張り、便秘、慢性の下痢を緩和します。
また、新陳代謝を上げてくれるので、朝にいただくのがおすすめです♪
草木が芽吹き、花が咲き、鳥たちがさえずる・・・そこかしこに春の兆しを感じられる日も近いですね。
命の息吹を感じられる春、大好きです。
みなさんの「春」や「春に感じやすい身体の悩み」がありましたらお知らせください。

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