入院について書いたhahaha!日記、たくさん反響をいただきました。
多くの方に読んでいただいたようで、いざというときの心構えにもし少しでも役立ったならうれしいです。
最近の私はというと、おかげさまでもうすっかり元気に生活しています。
それでも時折、このときのことを思い出します。
もう二度とごめんだわ、と思う入院生活ですが、大小さまざまな気づきがたくさんありました。
今日は、そのひとつを。
入院中は痛みと薬の副作用などで食欲が全くなくなり、たくさんの管につながれていたため
トイレも自力では行けず、お風呂は夢のまた夢、という生活でした。
そんな中、心をちょっと明るくしてくれたものがありました。
赤いペディキュアです。
普段はあまりこまめに塗ったりしないのですが、このときは偶然にも塗り直したばかり。
ずっと続く痛みと出血、娘と会えないこと、次になにが起こるかわからない不安と緊張、どんどん弱っていく体。
慣れ親しんだはずの「自分」がすごい勢いで遠ざかっていく感覚の中、
この真っ赤に塗られたペディキュアを見ると、ちょっと気持ちがシャンとして、心が凛と、元気になるのでした。
なんかまだ、大丈夫な気がする、と。
これはすごく大事な気づきだった気がします。
どんな状態にいても、自分のお気に入りアイテムが近くにあると心がほっとして、落ち着くんだ、元気になるんだ、と。
普段の日々でも、たとえば、落ち込んだときにはアロマのこの香り、
家が散らかっていて片付ける余裕がないときも、ここだけは!というスポットはきれいにしておく、
なんならそこにかわいいお花なんて飾っちゃったりして、
疲れてしかたのないときは、お気に入りのバスソルトを入れてゆっくり入浴、など、
毎日の生活の中で、心の避難場所がつくれることに気づきました。
昔のように、せかせか仕事を終えたあと飲み会にゴー、ビールをゴクゴク!
ストレス発散、イエイ!という生活は、今は頻繁にはできません。
(寝かしつけが早めに終わって、こどもと一緒に寝落ちもせず、
家の諸々も終わってて自分が元気なときのみ可。相当な気合い、もしくはミラクルが必要)
だからこそ、日々気軽にできることで、自分を元気にする。
ちょっとした工夫の積み重ねで英気を養うことができたら、あの頃、週に何回も行っていた飲み会よりもずっとお得に
(二日酔いに悩まされることもなく!)、心身健やかに保てそうです。
そんな私は今朝、塗り直しをサボってもう3分の2ほどの面積になったペディキュアを発見してしまいました。
そうです、これが私の日常・・・汗。
週末、娘が昼寝しているときにでも、ゆっくり塗り直そうと思います。