長男が生後6か月を過ぎ「さて、離乳食」となったとき、なぜだったのだろう、「買いに行かなくちゃ」と思ったのです。
大型の赤ちゃん用品店の棚にどーーんと並んでいるのを見て、知らない間に頭に刷り込まれていたのかもしれません。「離乳食=小瓶やレトルトパウチに入ったアレを買う」となっていたんです。
ちゃうちゃう。買わなくてもいい。作ればいい。
と目が覚めたら今度は、「やばい難しい!面倒くさい!」と慌てました。なに作ればいいんだろ、とりあえず冷凍するための小分けトレーを買わなきゃ、ジップロックに名前を日付書いたりしなきゃ!!
じたばたしながら、手にとったこの本で
「あ、大丈夫かも離乳食」。
とやっと自分が戻ってきました。
いい具合に自然で(ごはんと野菜と出汁だけでいい、調味いらない)、
いい具合にらくちんで(子供用に作らなくていい、まるごと手で食べさせたらいい)、
でも大事なことはきっぱり(砂糖はいらない、一緒に食べるのが大事、調味料は本物を)、
無理に食べさせないでもいいし、ゆっくりでも大丈夫と。
ぜんぶ絶妙にわたし好みの世界観でした。
ああ、よかった助かった。。。
なんか、流れに漂っているうちにあれよあれよと瓶まみれ・調味料まみれになるところだった。。
離乳食は、子供の一生の食の世界の入り口。土台の土台。この本で私は考え方のベースを学び、それからさまざまな意見や本のいいところを取り入れて、肉付けしていったような感じだったと思います。(離乳食の開始時期やアレルギーに関しては特に、いろいろ学んだうえで子供を見ながら自分で決めるのがいいですね)。
いま2歳半の長男は、野菜も海藻もいろいろな食材を(素材がよいもの・ちゃんとひいた出汁は特に)よくたべてくれます。
私のように、離乳食開始を前に「はて?」となった人。漂流する前に、とりあえず手にとってみてくださいね。少なくとも、<離乳食>というものが憂鬱じゃなくなりますきっと。笑