シンプルだからこそ、子が勝手に遊びのバリエーションを広げていく。
大人は手をかけ過ぎず、子に遊ぶきっかけを与えていく。
身近なもので工作した遊び、育児の気づきになれば良いな、と思っています。
長男が1歳くらいの時に、使い終わったラップの芯を渡してみた。
何でも口に入れるので、ラップの芯もよだれでべちゃべちゃ…紙がはがれてくるし…紙食べてるし…。
なので、手元にあったビニールテープを巻いて保護。
そして、
メガホン風に口に当てて「こんにちはー」(だったかな)と言って渡してみたら
真似して口に当てて「☆□◇○☆◇…」
なんか言ってるー。
そのまま、芯穴をのぞいたり、耳にあてたり、
いろいろ遊びだす。
ラップの芯だけでも、遊びのバリエーションが豊富。
楽しく活用してもらえるなんて、なんて安上がりな…いやいや、こんなに単純で良いのか!
と思った瞬間だった。
ラップの芯を2つにすると、太鼓になる。
ソファーをたたいたり、窓を叩いたり、
ふすまは…まぁ、ちょっと困るから注意するのだけど。
楽しそう。
「こうやって遊ぶのよ」と教えなくても、ただ1つ、
私はメガホン風にして渡しただけで、
子は〝穴〟の存在に気づく。
それからは、子の探求心。口や手で触れ、遊びだす。。
投げると〝転がる〟ことに気づく。そこからまた遊びだす。
ずっと口に入れているかもしれない、手で持って振り回すだけかもしれない。
でも、それはそれで、子は何かを感じているんだと思う。
4歳くらいになると、運動会前には
リレーの練習するといってバトンになる。
ビー玉転がしのトンネルに使ったり、何するわけでもなく2つ繋げて長い棒にしたり、
「おしっこ、しー」
って、芯穴におち○ち○入れてたのには、思わず吹き出したハハ。
子は遊びをつくる天才。
遊びを教えようなんて、おこがましいことなのかも。
ふざけが過ぎると我が家にはラップの芯の角が生えた鬼がくる。全然効果ないけどね。