熱が出たり、胃腸炎にかかったり、体調を崩しやすいこの時期。インフルエンザも流行りだし、小さいお子さんがいる家庭では特にハラハラする季節がやってきましたねー。
子供はもちろん、自分自身の免疫UPに何がおすすめ?というhahaha!メンバーの会話の中で、家族で飲んでるよ、という声が多かった甘酒。
(酒粕の甘酒と違い、米麹を発酵させて作る甘酒はノンアルコールなので、子供も一緒に飲むことができますよ。)
体だけでなく、脳、心、肌の健康を保つといわれるビタミンB群や、疲労回復効果が期待できるアミノ酸などの栄養素をたっぷり含む甘酒は、「飲む点滴」ともいわれるくらい。江戸時代には夏バテ防止の飲み物として好まれていたともいいます。
風邪を引いて寝込んでる訳にはいかないハハにも、仕事も休日もなにかと忙しいお父さんたちにも、そしていつも元気でいてほしい子供たちにも。家族みんなの救世主となりそうな甘酒を日頃から取り入れて、この冬も元気に乗り切りたいものです~。
甘酒は、近ごろスーパーやコンビニでも見かけますが、市販のものは熱処理されることで麹に含まれる酵素が失われてしまっているし、甘味が強すぎるものが多い印象。麹さえあれば簡単に作ることができるので、生きた酵素を取ることができる自家製甘酒がおすすめです!
一定の温度管理をしてくれる甘酒メーカーがあれば便利だなと思いつつ、あまり物を増やしたくない我が家では炊飯器を活用して甘酒を作っています。
この方法なら、加熱しすぎや仕上がりむらもなく、美味しい甘酒が手軽に作れるので、ぜひお試しを。
<材料>(作りやすい分量)
・米麹 150g
・約60度のお湯 150㏄(麹と同量)
※温度計があると便利。指をつけてみて、熱いなと思いながらも3秒我慢できる程度が約60度。
個人差がありますのであくまでも参考に!(笑)
<作り方>
①麹は手でよくほぐして、タッパー容器かビニール保存袋に入れる。
②約60度のお湯を入れてよく混ぜる。ビニール袋の場合は外から手でもんでなじませる。
③容器のふた、もしくは袋の口を締め、60度のお湯をはった炊飯器に浸ける。
④炊飯器を保温モードにし、ふたを少し開けた状態で6~8時間保温する。途中で1~2回、中身を混ぜるとむらなく仕上がる。
⑤麹の芯がなくなって柔らかく甘くなっていれば完成。冷めたら、容器のまま冷蔵庫で保存。(常温だと発酵が進んでしまうので注意)冷蔵保存の場合は1週間~10日ほど。冷凍保存も可。
材料の米麹は、手に入りやすい乾燥麹でも問題なくできますが、より分解力に優れている生麹があればそちらをぜひ。麹によって風味に違いが出るので、いろんな麹を試してお気に入りを見つけるのも自家製ならではのお楽しみ♪
完成した甘酒は、アレンジも簡単で楽しいです。
もち米やお米を混ぜて作るとしっかりした甘さですが、これは麹だけで作るのでさらっとした甘さ。甘酒として飲む場合は、お水や豆乳などで、お好みの濃さに希釈して飲んでください。
卵焼きに混ぜたり、煮物やスープの甘みとしてならそのまま使えます。
バナナやイチゴなどフルーツと一緒にブレンダーで混ぜて甘酒スムージーにしたり、ココアパウダーと甘酒を混ぜて豆乳で薄めれば子供も喜ぶココアに。出来上がった甘酒をブレンダーでなめらかにしておくと使いやすいですよ~。
病み上がりの子供や小さな赤ちゃんでも取り入れやすそうな「りんご甘酒」は、すりおろしりんごと甘酒を混ぜるだけ。寒い日は、食べやすく切ったりんごと甘酒を火にかけて、りんごがとろっと柔らかくなったらお好みでシナモンをふれば、優しい甘さが嬉しいおやつに。
<私のおすすめ>
○岩手県・遠野の風土農園さんの生麹
自然栽培米ササシグレを使った贅沢な生麹。ササシグレは麹菌との相性が良く、甘く香り高い麹。
今なら生麹の入ったお歳暮ギフトもあります →ポケットマルシェ
石川県の農家さんの無農薬米を使った麹もありました →ポケットマルシェ
〇滋賀県 ハッピー太郎醸造所さんの自家製糀 →Blog
滋賀県の自然農法米を使った手作り糀。麹菌も使い分けるというこだわりある麹の作り手さん。