何か作って完成したときの達成感。
子育て中のハハはとかく、なんでもかんでも途中になってしまうというフラストレーションが溜まりがち。作品として出来上がる喜びのあるお裁縫は、たまにはなかなかいいものです。
お子さんとお料理、してますか?
お揃いのエプロンでもつけたら、楽しくキッチンに立てるような気がします。
お料理はとてもいい知育の1つ。食材の手触りや香りを五感を使って楽しみ、道具の力の入れ具合、火の加減、完成したときの喜び。そうやって作ったものは、いつもより特別感があって美味しく感じられるかもしれません。
そこで、私が考えためっちゃ簡単シンプルなエプロンの作り方を紹介します。
教え方雑めですが、それは自分で自由に適当にやってほしいから。そう、正解とかないんです。もちろん手縫いでも(根気はいるが…)できますよ!
↓ まずは寸法をチェック。
この寸法に縫いしろを数センチ足した大きさで布を切ってください。
紐部分は太さはかいていません。適当でいいです!二つ折りして縫いしろを折り込んで…って感じで好きな太さで作ってください。もし太さ2センチくらいにするなら、倍の4センチに縫いしろ1センチずつで…だいたい6センチの太さに切ればOKです。

寸法はだいたいで考えてください。手持ちのものをベースにしてもいいし、布を体にあててみながらでもいいし。
<ハハの腰巻きエプロン>
1。
まず紐を、縫いしろを折込みながら二つ折りにして片側をだーっと縫い、端っこも折り込んで縫い、紐を完成させます。
次にエプロン部分を、縫いしろを折り込みながら、左右と下の辺をだーっと縫います。ほつれてこない布の端なら縫わなくてもいいくらい。
2。
ベルトとエプロン、2つを合体させます。エプロンの上の辺を折りたたみ、ベルトの真ん中あたりに縫い付けます。↓写真のように、エプロンの折った部分の上下のラインを縫います。端っこは補強のために四角くしっかり縫うといいですね。

↓ 前から見るとこんな感じ。下の縫い線が2重になるのがイマイチなら、エプロン上部の折り幅を広くして下の縫い線がだいたい重なるようにしてもいいです。

これは違う柄の布で紐を作ったので、それが可愛いと思って前側に出しましたが、紐はエプロン生地の後ろについていてもいいのです。
その場合↓この下の方の状態になりますね。

3。
ポケットをつけます。これも、大きさも位置も自由! 基本的には利き手がすっといきやすい位置(上すぎず下すぎず)につくるといいですね。
まず上部を裏側へ折り返して縫っておき(刺繍を入れたいなら先にやる方が簡単です)、左右と下の縫いしろを折り返して(できればアイロンでクセをつけて)おきます。置きたい位置にまち針で止め、一度エプロンをつけてみたりして調整します。

縫いしろは、↓2回折り返した状態で縫うと、あとでほつれてくることもなく使いやすいです。

ポケットの端っこはこんなふうに三角に縫って補強するといいですよ。


ハハの腰巻きエプロン、できました!!!
ポケット若干曲がってるけど、ご愛敬。これで膝下丈くらい。前でちょうちょ結びして、可愛いです。
同じ布でもいいけど、こんな風に紐の布を変えたり、ポケットの色や素材を変えてもいいですね!余ってる素材を生かしながら、遊んでみてください。
<こどもエプロン>
1。
エプロンの形に切って、縁をおりたたんでいきます。面倒だけどアイロンをかけるとやりやすいです。適宜まち針などで止めながら、だーっと一周縫っていきます。

縫えました。↓こんな感じ。

2。
紐をつくって、エプロンに縫い付けていきます。縫えたら、スナップボタン(またはマジックテープ)をつけます。

お腹も同様に、紐をつけて、紐の先とエプロン生地の反対側にスナップボタンをつけます。

↓こんなふうになります。互い違いにしちゃったけど、同じ側にボタンをつける方がやりやすいかも。

3。
ポケットをつけます。子どものポケットはなくたってかまわないです。(直接生地に刺繍をしたりアップリケをしてあげても可愛いですね。)
ポケット用の生地を適当に切り、上部分を縫って、周りを折りたたみます。

ママ用のは内側に2回折り返してほつれが出ないようにしましたが、子どものポケットはあまり使わないので多少ほつれてきても構わない。↓このように一度だけ折り返しクセをつけます。

好きな場所に縫い付けます。



完成です! 紐の柄違いが可愛いと思って、首のほうの紐は前に出るようにスナップを外側にしましたが、内側で隠れるように止めてもOKです。
子どもが好きな柄もので作ってもいいですね。↓ こちらは2歳と4歳の子につくりました。

ポケットを余ってた異素材の布でつけてみました。

エプロンがあると、お手伝いもちょっとしたイベントのようでいっそう楽しくなる気がします。我が家では、ハンバーグこねこねは子供たちの担当。
カレーの材料の皮むきとカットもやってもらうようになりました。
(こぼす、倒す、めちゃくちゃになるのは、腹くくって大歓迎!くらいの気持ちでできるときに実施します。笑)

御察しの通り、はっきりいって遊んでるだけですが(せっかく成型したのを一緒にしちゃう次男…)。完成したこねすぎふわふわハンバーグは、俺が作ったと言わんばかりに誇らしげに食べます。

エプロン作りと、お子さんとのお料理、どっちも余裕がないとできないですが・・どうぞ楽しんでみてくださいね!