<ひさしぶりの更新になりましたが、米粉蒸しパン、豆乳マヨネーズ に続いて第3弾となる白崎茶会レシピのご紹介です。今回は、これからの季節に重宝する、米粉を使ったホワイトルウです。ルウを手作りなんて大変そう!? いえいえ。このレシピは材料を揃えたら混ぜるだけなんです!>
納豆大好き和食派のウチの娘ですが、洋食の中ではシチューやグラタンなどクリーム系がお気に入り。今夜はグラタンにしようかな、と言うと大喜びです。
ベシャメルソースから手作りして、と言いたいところですが、抱っこして〜、ねぇ見て見て〜、遊んで〜、トイレ〜と次から次に飛んでくるリクエストの中、そんな余裕はもちろんありません。笑
ご飯の支度はできるだけぱぱっと済ませたい、でも育ち盛りの子供に安心して食べられるものを与えたい欲張りなハハ。市販のルウやグラタンの素を使えば簡単便利だけど、カタカナがずらり並んだ添加物が気になる…。
そんな時に大助かりのホワイトルウがこちらです。白崎茶会の「米粉のホワイトルウ」は、材料を準備したら混ぜるだけの簡単ストック。冷蔵庫にこのルウがあれば、身体に優しくて美味しいシチューやホワイトソースがあっという間に作れるのです。
乳製品、小麦粉を使わないから、アレルギーのある子もない子も一緒に食べられるのも嬉しいポイント。火を使わずに混ぜるだけなので、台所仕事に興味が湧いてきた子どももはりきってお手伝いしてくれます!
<<材料>> 約12皿分 1皿分20〜25g
A.
・米粉 100g
・白こしょう 小さじ1/2
・昆布粉末 小さじ1/2
・ガーリックパウダー 小さじ1/2
・塩 20g ※固まりが残らないよう指でよくすりつぶして混ぜてください。
・ココナッツオイル(無味無臭タイプ)100g ※20℃以下で固まるので、固まっている場合は湯煎で溶かして使います。
・メープルシロップ 大さじ2と1/2
※ココナッツオイルはトランス脂肪酸やコレステロールは含まず、免疫を高めるラウリン酸が豊富と身体に嬉しい効果が期待できます。バターの代わりにパンに塗ったり、炒め物やお菓子作りに使ったり、シンクに常備して水仕事の合間に手に塗ったり。ココナッツの香りがない無味無臭タイプを常備しておけばいろいろと使いやすくてオススメです。
*私のおすすめ*
・耕さないたんぼの米粉(ファームガーデンたそがれ) → ポケットマルシェ
農薬・化学肥料不使用のたんぼで栽培されたお米を原料にした米粉。粒子が細かいのでお菓子にも使いやすくておすすめです!
・ココウェル プレミアムココナッツオイル → amazon
ココナッツ特有の香りがないタイプでお料理からお菓子まで使えます!容量に対してコスパ高いと思います。
・昆布粉末 → amazon
炒め物のコク出し、お味噌汁やスープの出汁にも使えて、常備しておくと便利です!
・ガーリックパウダー → amazon
粒子の細かいガーリックパウダーです。ガーリックパウダーは湿気やすいので早めの使い切りがおすすめ。
<<作り方>>
①ボウルにAの材料(米粉~塩まで)を入れてヘラで混ぜる。
②溶かしたココナッツオイルを加え、なめらかになるまでよく混ぜる。
③メープルシロップを加えてよく混ぜ、ひとかたまりになったら製氷器やシリコン型に小分けして入れ、冷蔵庫で冷やし固める。
※我が家では離乳食期に買った小分け容器をルウ作りに活用しています。適当な型が見当たらなければ、ラップに一皿分ずつ小分けしてきゅっとまとめて固めるのも使いやすいですよ。
クロワッサンオンライン「グルテンフリーの米粉のホワイトルウ」の動画も参考にどうぞ。
以下、わが家で作っているおすすめアレンジを簡単にご紹介します!
〇ぱぱっと簡単クリームシチュー
玉ねぎ、じゃが芋、人参などお好みの野菜やキノコなどをカットして、鍋で炒め、水で煮込む。具材を小さめにカットすれば、火の通りも早くて子どもたちも食べやすいですね。火が通ったらルウを溶かして最後に豆乳(牛乳などお好みで)を加え、ひと煮立ちしたら出来上がり!大根やカブなんかもよく合いますよ〜!乳製品不使用とは思えないクリーミーさで野菜だけでも美味しいのですが、お好みで鶏肉などをプラスしても^ ^
※ルウ1皿分(2㎝角ぐらい=20~25g)に対して水150ml(カップ3/4)+豆乳(牛乳など)100ml(1/2カップ)ぐらいを目安に。
〇ぱぱっと簡単クリームパスタ
玉ねぎ、きのこなどお好みの具材を炒めたら、パスタの茹で汁を足してルウを溶かし、豆乳(牛乳など)で薄めたらクリームソースの出来上がり。シーフードをプラスするのもおすすめです!パスタと絡めて、お好みで粉チーズや黒胡椒を振っていただきまーす!
※ルウ1皿分(2㎝角ぐらい)に対して茹で汁100ml(おたま3杯ぐらい)+同量の豆乳(牛乳など)を目安にお好みの濃さで。
〇ほくほく里芋グラタン
刻んだルウを豆乳と一緒に鍋に入れ、沸騰後かき混ぜながら弱火で3分ほど加熱してホワイトソースを作る。(ルウ一皿分に対して豆乳1カップが目安)
蒸すなど加熱して皮を剥いた里芋を輪切りにして、耐熱皿に並べ、作っておいたホワイトソースに味噌を少し混ぜたものとチーズをのせてオーブンへ。焼き目が付いたら出来上がり!里芋は洗って土を落としたら、包丁でくるっと一周薄く切り目を入れて皮ごと蒸せば簡単につるっと皮が剥けますよ。
<<私のつぶやき>>
パンやパスタ、うどんにラーメン、焼き菓子など小麦粉を使った食品はたくさんありますが、近ごろは小麦アレルギーやグルテン不耐性の人も増えていると聞きます。生産性を上げるため品種改良を重ねた現代小麦の取りすぎが、その原因のひとつという見方もあるそうです。
日本では昔から「地粉」と言われる、各地域で栽培から製粉までされた小麦粉(中力粉=うどん粉のこと)で、うどんやすいとん、ほうとうなどを作っていましたが、今では小麦の自給率はたったの15%と、米の自給率98%と比べるととっても低いことがわかります。日本の食文化のひとつでもあるうどんでさえ、安定大量生産される輸入小麦を使っているという事実。大量に生産され、海外から運ばれてくる作物は、ポストハーベスト(輸送中の虫害やカビを防ぐため収穫後の作物に薬剤を散布すること)も気になるところ。。
いろんな国の食材が手に入るようになり、食べる楽しみも増えましたが、日々食べるものは、その土地の気候や風土に合わせて栽培されたものを取り入れるのが自然の理に適っているなぁと思うのです。日本で古来から食してきた地粉や、お米で作られた米粉はその点でもいいなぁ。そんなことを考える、今日この頃なのです。
少しずつでも家庭の中でできることから変えていけば、きっとそれは今の子供たちがこの先も美味しく楽しい食を選択できる未来につながっていくはず!そう信じて、今日もキッチンに立つハハなのでした。
白崎茶会のおやつレシピ入門編、その名も「へたおやつ」が新たに発売されるようで、今から楽しみです。クリスマスや年末年始などおうちでおやつを手作りしてみるのもいいものですね♪
「へたおやつ 小麦粉を使わない 白崎茶会のはじめてレシピ」(12月14日発売予定)→ amazon