(↑わかりにくいがフィナーレ中*の写真)。
誰も、教えてくれなかった。
まじか。
こんなにぺちゃんこになるの。
授乳の期間が長いほど悲惨な有様になるの。
パリで3か月で授乳やめるママが多いのはおっぱいの形をキープするためなの。
そうだったの。
知らなかった・・・・
30年近い月日を共に歩み、成長に嬉々としたり寄せたり上げたり手塩にかけていろいろやってきた無二の友が、のちにこんな姿になることを知っていたならば。
そして二度と元の形状には戻らないことを、キュートな先端が哀れな干しブドウになることを知っていたならば。
せめて最後に酒でも飲み交わしておきたかった。
無理して買ったブラの柄や 歴代の男を肴に「あいつは下手だったねー」とか下品めのガールズトークで笑い合いたかった。
思い返せば、前の親しみのあったMYおっぱいでいられたのは妊娠初期までだった。
妊娠中期からはもう、あれよあれよのジェットコースターで。乳首の色が突如漆黒になるわ、強めの毛が生えてくるわ、乳輪でっかくなるわ「ひーー!なによこれ!」と腰を抜かし続けた半年ほど。
ついには赤子が生まれたらば。必死に乳飲ませて髪振り乱して子育てしてる間に、気づいたら、これだ。☞
川上未映子さんが「打ちひしがれたナン」と表現されたやつだ。(イマココ)
授乳期のたわわに実った誇らしき爆乳は、私のおっぱいの、最後の飛翔の姿だったのだ。華麗なるフィナーレ*だったのだ。
次の命をはぐくみ、大きな役目をまっとうして、そしてお亡くなりになったのだ。。。(合掌)
嗚呼、おっぱい。可愛かった、まあるかった、私のおっぱいよ。。。(落涙)
でもさ、なんで誰も教えてくれなかったんだ。こんな大事なこと。
大事じゃ、ないかな……?
いや大事だろうよ!
私なら、いま妊娠初期だって子がいたら、即座に言ってやるね「そのおっぱいとのお別れをちゃんとしておきな」「写真撮ってプリントして手帳に挟んでおきな」ってね。
もしかしたら、二人目三人目を欲しくなる感情には、もう一度この寂しい房をぱんぱんに実らせたい!って願望が微量ながら加担しているのではないか。。。
(しかし。エロさを失いもう哀愁しかないこの房が、その願望への道筋を阻むよね…。なんか申し訳ないっつーか、ノリきれないっつーか。はははー。。)
そんなくだらないことを考えながら、今日もこいつ(ら)と生きていきます。
「ずいぶんしょぼくれたもんだね」。
「お前もたいがいな」。
「ま、だいぶ見慣れてきたけどね」。
「人生は続くぜ」。
「笑」。