hahaha!をスタートするにあたって、私がハハとなった「あの日」を思い出さずにはいられない。
第一子の出産時の記録を読み返してみた。
今読んでも、当時のこころもとない自分を感じ、涙が出てくる。
予定日が近づくにつれ、「いのちを育てる」という責任感に押しつぶされそうになっていた。
出産の4日前にはあんなにも穏やかな気持ちでヨガと呼吸のイベントを開催していたのに・・・。

ヨガと呼吸のイベント時の写真。 この4日後に破水して出産に。
2歳9ヶ月になった子どもの成長を見ながら、今思うことは
子どもが私の小さな器をガシガシと拡張してくれたということ。今現在も。
小さくて偉大な先生。
その痛みは今でもすさまじいけれど、強くもなり、確実に人生が豊かになっている。
今まで感じたことのない、あのなんともいえない感情を味わうことができたのは、子どものおかげである。
夫婦の関わり方も、形を変えてよりよく展開していっている。と思う。
家族になるってこういうことなのか、としみじみ感じる日々。
子どもとの生活は予測不可能なことの連続。
だからこそ、多様な視点で受け取り、hahaha!と笑って、経験や学び、素晴らしい思い出にしていきたいと思う。
そして、子どもの「地球大冒険」を時が許す限り、いちばん近くで見ていたい。
これからもずっと。
そんなハハとコの日常を、ここでつぶやいていきたいと思っています!
**以下記録より**
2013年12月18日18時14分
3124gの男子出産。
17日24時前後、ベッドに横になって、まさに寝入るところに破水。
びっくりして、緊張と恐怖と不安で、自分の歯の音がガチガチ聞こえるくらい全身震えてた。
すぐさま病院へ向かったものの、ほんとに破水かしら?と一度家に帰されそうになり拍子抜け。
しかしその後、羊水だと確認でき入院。病院宿泊。
陣痛が始まる気配がないので、子宮口を柔らかくする点滴と破水した人のための点滴を打たれる。
18日、全く眠れなかったのでとても眠かったが起こされ、陣痛を促すために階段登り降り。
助産師Yさんがたびたび付き添ってくれた。
T先生のグリグリ。とても痛かった。
内診が恐怖に変わった。
体力回復のために昼食後、お昼寝することに。
まだまだ陣痛の気配がない、と18日15時過ぎから促進剤を打つことを承認。
破水から時間がたっているし、体力のあるうちがいいだろうと判断したからだ。
しかし、促進剤うたれたらすぐに陣痛がきて出産に至る。
分娩時間2時間32分。
最大の痛みの次の瞬間、産声が響いた。
目の前に宇宙が広がった。
破壊と再生。
OMそのもの。
まさにヨガ。
心が折れる程痛かった。
促進剤を使ってすぐにきた陣痛だからか、理性がしっかりしている。
考えてばかり。
途中なんども、もうムリだ、もうやめたいと訴えた。辞めるわけにもいかず、産むしかないのだけど。
妊娠したことを後悔したし、もう妊娠出産はしたくないと強く思った。
我が子との初対面は、本当に自分が産んだのか不思議で、でもたまらなく愛おしくて、わーっと声をあげて泣き叫んだ。
産後はホルモンバランスの乱れ。
毎日泣いている。
わけもわからず、ただひたすらに涙が溢れてきたり
自分が尊い命を産み出したことがいまだに信じられなかったり
壊れてしまいそうに小さな我が子を見て泣いたり
愛おしすぎて、ずっとこのままで成長しないでほしいと泣いたり
成長していく過程を想像して泣いたり
この子は私のところにきて、本当によかったのかなと泣いたり
何をしても泣き止まなくて一緒に泣いたり
おっぱいをあげるのがこんなに大変なのかと泣いたり
この命をダメにしてしまうのではないかと自分に怯えたり
サポートしてくれる主人に負担をかけ過ぎて、嫌われたりしないかなと泣いたり
私もこうやって愛されて育ってきたのかと、安堵して泣いたり
アンパンマンのマーチを歌っては泣いたり
…
とにかく
命が尊くて。まぶしくて。
おかげで退院後の私は、鏡に写る自分をどちらさまかしらと思うくらいの変貌ぶり。
アンバランスなホルモンバランス。
不安定な自律神経。
短期間で大きな波を感じる特有の時期。
その中での新しい生活。
たくさんの感情と向き合う瞬間の連続。
母ってすごいなぁと、すべての母にあらためて尊敬と感謝。
あの瞬間の気持ちを忘れないでいたい。
命が尊い。
今ここに生きている人の数だけ、母の死闘があって、周りの人たちの助けがあって成長できたんだと思うと、
世の中愛に満ち溢れているんだ!と道を歩いているだけで、感動する。
命のバトン。
私はきちんと渡せたかな。
入院中ずっと泊りがけで付き添ってくれた主人に、サポートしてくれたすべての人に 感謝。
写真はまさに分娩直後。
促進剤のおかげで、母子それぞれ身体が分娩準備する時間も少なかったと思う。
へその緒が1周半首に巻き付いていたにもかかわらず、
無事に生まれてきてくれてありがとう。